引っ越し挨拶はする?しない?実際に田舎と都会に住んでわかったこと~②都会編~

前回、田舎編を書きましたが、田舎ブログの趣旨!?からはちょっとずれるかもですが都会での引っ越し挨拶事情を…
引っ越し挨拶はする?しない?実際田舎と都会に住んでわかったこと~①田舎編~

初めて一人暮らしをする時ドキドキしつつも、都会へのあこがれの気持ちをもって上京したのは十代でした。
その時はご近所付き合いなど深く考えず、引っ越したら挨拶するのが当たり前くらいの田舎者で、地元の特産品を持って行ったのを覚えています。

今考えればなんと浅はかだったんだろうと思いますが…若気の至りです。
皆さんにはこんな短絡的な私の経験談を参考に、都会へ引っ越した時の挨拶について考えていただきたいと思います。

都会の引っ越し挨拶事情―一人暮らしの場合―

都会へ引っ越しとなると、ご近所付き合いはないのが当たり前、それどころか隣・近所にどんな人が住んでいるかもわからないような関係を想像しませんか?
時にはこのようなドライなご近所関係もありましたが、それだけではありません。

私の引っ越し歴とともにご紹介します。

私が初めて一人暮らしをした所は管理人さんの居る1Kの女子学生専用アパートでした。
なので、当然管理人さんへは引っ越し前に両親と挨拶へ行きましたが、隣室はまだ全部空き部屋でした。
春休みが終わる数日前から他の部屋へ入居してきても挨拶にくる人はいません。

それでも、同級生で同じ環境という繋がりがあったせいか、お隣さんとはすぐに仲良くなりお互いの部屋を行き来していて、一緒に9.11のニュースをリアルで見ていたのが印象深いです。

次に引っ越したのは都心の方で、駅から自転車で15分ほど離れたところです。
1DKで4万円台という破格に見合ったボロボロアパートです。
ここでは不動産の方から引っ越し挨拶不要と言われ、引っ越し挨拶はしませんでした。
隣人は会社員男性の一人暮らしかな?…くらいしかわからず、2年住んでいましたが一度も会いません。

女子大が近かったため近所は一人暮らしが多く、女性の一人暮らしを狙った空き巣や強盗があったと何度か聞きました。
幸い(?)ボロボロアパートに強盗は来なかったけど、隣りの普通の見た目のアパートには女子大生の部屋に夜間忍び込みがあったらしく、何度か刑事さんが聞き込みに来ました。
一応女学生の一人暮らしだった私は、事件が身近過ぎて心底ゾッとしました。

この時分よくテレビで「女性の一人暮らしをゴマかす方法」などの特集がやっていましたが、今でも女性の一人暮らしはバレない様にした方が良いと思います。
なので、都会での一人暮らしでは引っ越し挨拶は控えた方が無難ですね。

都会の引っ越し挨拶事情―家族暮らしの場合―

家族または複数人で住む場合はファミリータイプのマンション・アパートになると思いますが、家族向けの建物の場合は都会でも引っ越し挨拶は必要だと思います。
建物の造り的に近い世代または同じような家族構成の人が住んでいることがほとんどだと思います。

今は新興住宅地のファミリーマンションタイプの賃貸3LDKに住んでいますが、ここでの引っ越し挨拶は必要なのか不動産に聞いても、個人の自由としか言われませんでした。
大家さんに関しても、ハウスメーカーが管理していて大家さんは関わらないから挨拶不要と言われました。

主人と相談し、かなりやんちゃな我が子2人は確実に騒音を出して迷惑かけると思ったので、引っ越し挨拶は行くことにしました。
建物の造りが全12部屋の3階建てでオートロックエントランスが二か所あり、1エントランスを6部屋が使用するようになっているので、同じエントランスを使用する6部屋全てと隣のエントランスだけどベランダが隣接している部屋と計7部屋に挨拶へ行きました。

挨拶へ行くとどこのお家も30代~40代の夫婦で幼稚園~中学生の子どもを持つ家族がほとんど。
そして通学・通勤時間帯で顔を合わせることも多く皆必ず挨拶するし、夕方は同じ小学校の子を持つ母同士井戸端会議をしていることもあります。
うちも息子は下の階の男の子と仲良くなり兄弟のように行き来したり、娘が通っている幼稚園を卒業したという子もいて制服や体操服のお下がりを貰ったりととても助かりました。

引っ越し挨拶をしておいて良かったと思いました。
ただ、大家さんへは不動産から言われた通り挨拶へ行かなかったので後悔しています。

大家さんは関わらないと言っていたはずなのに、実際に住んでみるとエントランス前の庭木の手入れや建物周りの掃除をしているのは大家さんでした。
毛虫が居たとなれば大家さん自ら除虫作業をし、エントランスタイルにヒビがあれば業者と打ち合わせし…大家さんともよく会いました。
「不動産のうそつきー!」と思いましたが、大手系列の不動産はここまで把握してないのかな?やっぱり挨拶は必要だと学びました。

ただ、ファミリータイプに住んでいても引っ越し挨拶を嫌がる人も中にはいます。
前に住んでいたファミリータイプのマンションでも引っ越し挨拶へ行きましたが、何度行っても不在の部屋があり確実に居ることを確認してから行っても居留守を使っている様子だったので、挨拶を諦めたことがあります。
こういう方は玄関先でたまたま出会っても目も合わせないので、こちらも軽く会釈のみ…これで特にトラブルもありません。

ある時同じフロアの一番離れた部屋から、様々な国の男性が複数出入りしていることがありました。
家族で住んでいる様子は無く、飛び交う言葉も多国籍っぽい…この時まだ長男が幼かったので変な事件に巻き込まれるんじゃないかと、勝手に不安を抱いたりもしていました。
子どもが居ると自分勝手だけど余計な心配もしちゃうんですよね。
この時は広い範囲に挨拶に行っていれば不安になることもなかったかも…とも思いました。

まとめ

都会では住んでいる状況によって引っ越し挨拶も必要かどうか変わってくることがわかったのでまとめると…。

【都会の引っ越し挨拶事情】
・女性の一人暮らしは引っ越し挨拶をしない方が良い。
・ファミリータイプの建物は引っ越し挨拶した方がお得な事も?!
・子どもが居る場合は特に引っ越し挨拶をして自分も近所を把握しておくと安心。
・挨拶の範囲は両隣上下の部屋で良いが、子どもが居る場合はワンフロア挨拶しておくとより安心。
・引越し挨拶を拒否する人も居るが、そういう人は付き合い自体ないので問題なし。

一人暮らしと家族暮らしとではご近所との繋がりの必要性が変わってくるので、それにあわせて引っ越し挨拶が必要かどうか考えていく必要がありそうですね。

ある調査では引っ越し挨拶する人が7割、しない人が3割とのアンケート結果もあるようです。
まだまだ挨拶する人の方が多いんですね。
やっぱり新しい土地では、挨拶をしっかりして気持ちよく住み始めたいですね。