かべちょろがかわいい?ってか、かべちょろって何よ?

私は生まれも育ちも九州内ですが、10数年前に日田に引っ越してきて驚いたのは虫の多さです。
小さい頃は自然と一緒に生活していたので虫も大丈夫だったのですが、大人になり、少しの間ですが関東に居たせいか虫が苦手になってしまいました。

そして、関東に居たときは、中々お目見えしなかったかべちょろをよく見かけます。
最近は自分でもかべちょろって言ってしまいますが、友達から「あっ、かべちょろだ」って家の窓を指さして言われたときに、「かべちょろ???」ってなりました。
日田にきて初めて聞いた「かべちょろ」…
方言なのか、どんな生き物なのかを調べてみました。

かべちょろは方言なの⁇

私は今、大分県と福岡県の県境の日田市に住んでいますが、10分も車を走らせれば蛍をたくさん目にしたり、河川プールで遊べたり、かなり自然がいっぱい!!ってところです。

お友達の家にはよくクワガタやカブトムシが飛んでくるようで、幼稚園のお友達におすそ分けしてくれることも。(おすそ分けっていうのかな?苦笑)
そして、日田にきて、関東では中々会わなかったかべちょろにも再会しました。

できれば家の中ではお会いしたくないのですが、家の明かりにつられる虫を食べに来るためよく窓に張り付いていて、なぜかちょくちょく入ってきます。

で、かべちょろって知っていますか?
こちらの人は普通に「かべちょろ」を使いますが、完全に方言だと思います。
普通に日田の友達は使っていますが、調べてみると福岡のほうの方言のようです。

それでは他県ではかべちょろのことを何と言うのでしょうか。
『ヤモリ』です。
友達は、ヤモリという言葉自体は知っているけど、ヤモリは別に生息していると思い込んでいました。
ヤモリの方が鼠色で更に大きく怖いと思っていたそうです。

ヤモリというとちょっと怖いイメージ?を抱いてしまいますが、かべちょろだとなんだか可愛いイメージなのは呼び慣れているからでしょうか。
かべをちょろちょろ・・・そのままやん!w
どちらにしても福岡や日田市外の方と話すときはちょっと気をつけねばいけません。

ヤモリ、イモリ、トカゲの違いは。。。

ヤモリ、イモリ、トカゲは全て違う生き物だと知っていましたか??
子供に違いを聞かれたら答えられるように、ちょっと勉強してみました。

ヤモリ(ニックネーム:かべちょろ)
皆さんご存知だと思いますが、陸に住んでいて害虫などを食べてくれている爬虫類です。
『家を守る』でヤモリらしいです。
害虫から守ってくれるなんてなんて素敵な爬虫類でしょう。
頑張って害虫をいっぱい食べてほしいですね。
手にも吸盤があるので高い壁にも平気で登っていけるのですね。
すごい。
夜行性で、人間や敵に見つからないようにひっそり活動しています。
その割に家の明かりによって来る虫を食べるために、洗面所やトイレの窓に張り付いているのをよく見かけますw

ヤモリはお家を害虫から守ってくれることから、可愛がってご飯をあげている方もいるみたいですよ。
確かにゴキブリやハエ、大きな蜘蛛を食べてくれるならありがたいですね。

イモリ
ヤモリそっくりに見えますが、イモリは両生類です。
両生類なので水辺に主に住み、陸地にも上がることが出来ます。
粘膜で覆われた柔ら気皮膚もっており、ずっと陸地にいると体が乾いてしまうことから水辺の近くのみ活動しているようです。
井戸を守っているからイモリと言われています。

お腹には敵が来た時のために毒を持っており、フグと同じ毒があるといわれています。
ヤモリとの見分け方…お腹が赤いです。
川遊びに行ったときなど毒があるのですから、なんでも触ってしまう息子たちには十分注意が必要ですね。
必ずイモリを触ったら手を洗うようにしてください。

トカゲ
トカゲもヤモリと同じ爬虫類です。
ヤモリと似ているらしく、陸上で生活しています。
トカゲは、小さな竜という意味からトカゲと呼ばれるようになったそうです。
ヤモリとトカゲの違いは、色と瞼があるかどうかです。
尻尾も長い気がします。

トカゲは昼間に活動します。
イグアナもトカゲの仲間でよくテレビでペットとして育てている人を見かけます。
以上が3種類の生物のざっくりとした違いです。

いったいどこが可愛いの??苦手でも生き物を大切に!!

私は、ヤモリ、イモリ、トカゲを見るのはいいのですが、やはり触るのはちょっと…。(以前は平気で触れました)

ネットやテレビで可愛いなどの意見も多く、イモリとトカゲに関してはペットとして育てている人もいます。
『いったいどこが可愛いの』と思う人はいると思いますが、人それぞれ可愛いと思うところは違うと思います。
つぶらな瞳が可愛い…と思えなくもないですが、触りたい!って思うか聞かれるとあんまりかな…。

できれば子供たちにも触ってほしくありません。
そっとしておいてあげてほしい。
子供たちが触るとたぶん尻尾を切ってしまうから。。。

実は、シッポが切れてもこの3種類は再生能力があるので再生するそうです。
しかしすべての動物や昆虫がそういうわけではありません。
むやみやたらに傷つけることは、絶対にしてはいけません。
生き物は大切にしなくてはいけません。

確かに怖い虫たちもたくさんいます。
生き物たちも人間が怖いはずです。
子どもや自分を守るために、やむ得なく殺してしまうことはあります。
しかしすべての生き物が攻撃してくるわけではありません。
しっかり理解し、少しでも子どもたちに生き物についての違いを教えることができ、小さな命を大切にしてくれればいいなと思います。

まとめ

・福岡界隈ではヤモリのことをカベチョロという。
・ヤモリとカベチョロは同じ生き物
・ヤモリ、イモリ、トカゲは似ているが違う種類の生き物。
・イモリは毒があるので触ってしまったら手を洗おう
・それぞれ3種類の見分けが出来たら子どもにも自慢できる
・しっかり子どもに教え、生き物の大切さも説明しよう

福岡や日田の方言は、独特なものがたくさんありますが、まさかヤモリをカベチョロと呼ぶなんて…w
イモリ、ヤモリ、トカゲの違いも調べるまでどれも一緒だと思っていました。
子どもが質問してきたらしっかり答えてあげたいです。
そして生き物たちも頑張って生きていることを伝えられることができたらいいなと思います